人類はあと100年で滅ぶ!? ホーキング博士の遺言 AIの脅威
先日76歳で死去した物理学者のスティーブン・ホーキング博士は、
ノーベル賞を授与されたことこそないものの、
一般人にも親しみやすく科学を説いた著書『ホーキング、宇宙を語る』により
世界で一躍有名になった。
また、ユーモアのセンスも冴え、
さまざまなポップカルチャーでも取り上げられている。
ホーキングは21歳の若さで筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した。
余命5年と宣告されたホーキングはその後、
医師の予想を超え長生きしただけではなく、
生涯最高の研究を完成させるまでに至った。
その知性と生きる熱意は、世界中の人に好奇心の大切さを教えた。
ホーキングは、人類の精神の勝利を示す、素晴らしい模範的な存在だ。
そんな彼は
「人類はあと100年で滅ぶ」と警鐘を鳴らし続けていた。
そのメッセージの意味とは!?
AIの進歩がもたらすのは人類の終焉か救出か
ホーキング博士はAIの可能性と危険性について
多くの発言を残している。
ホーキング博士は様々なインタビューで
「完全なAIを開発できたら、それは人類の人類の終焉を意味するかもしれない」と
次のように警告していた。
「AIは、病気と貧困の根絶と気候変動の克服に繋がる可能性がある。一方で自動兵器や経済的混乱、人類との戦いで自らの意思を発展させた機械をもたらすこともできるだろう」
「数十年以内にAIが自分の意思をもって自律、すさまじい早さで能力を上げ自分自身を設計し直すこともあり得る。ゆっくりとしか進化できない人間に勝ち目はない。いずれはAIに取って代わられるだろう」
つまり、AIが人類を支配したり、滅ぼす事になったりしないかということを懸念している。
現在、感情を理解するAIの開発も進んできている。
AIが怒りや悲しみなどマイナスの感情を獲得することに
不安はないだろうか。
あるいは「人類を削除したほうが合理的」と
判断されてしまったら。。。
日本の労働人口の半分がAIに職を奪われる!?
ホーキング博士は「AIの進歩・普及とともに、多くの人々は職を失うだろう」
さらに、「AIにより中間層は職を奪われ、介護職、クリエーター、管理職といった仕事しか残らない」と予測していた。
野村総研とオックスフォード大学の共同研究では
「将来、日本の労働人口の49%がAIやロボット等で代替可能になる」
と言われている。
こうした問題の解決策としてホーキング博士は
「世界が一丸となり、富裕層に集中している富を共有する必要がある」
と提言した。
これに呼応するように各国で導入が議論されているのが
ベーシックインカムである。
政府が全国民に一定額を無条件で支給するというものだ。
そんな財源どこにあるんだ!と思う方も多いかと思うが
イーロン・マスク氏はドバイの国際会議で
「AIの普及で生産性が高くなり、物価が下がるため、ベーシックインカムを政府支出で対応する事は可能」
と主張しています。
博士の予想通り、AIの普及が人々の生活を
大きく変える事は間違いなさそうだ。